<この上もなく大きな喜びを喜ぶ マタイの福音書2章1~12節>
『この上もなく喜んだ』(マタイ2:10)は、直訳すれば、『この上もなく大きな喜びを喜んだ』と訳すことができます。『この上もなく大きな喜びを喜ぶ』とは、真実な王キリストを見出し、礼拝し、献げる喜びです。
1.真実な王キリストを見出す喜び
東方の博士達は、『ユダヤ人の王』(2節)として生まれた「救い主キリスト」を探し求める真摯な求道者でした。彼らは当時の天文学の知識を身に付けた「占星術師」であったと考えられます。彼らはユダヤ人ではない異邦人でした。また彼らは旧約聖書の断片的な知識を持っていたと言えます。彼らは、『星が昇る』(2節)のを見て、『ユダヤ人の王』(救い主キリスト)が生まれたことを直感し、イスラエルの都エルサレムに来たのです。異邦人であり異教徒である東方の博士達に対して、エルサレムに暮らしていたヘロデ王、エルサレム住民、ユダヤ教の宗教指導者達は、どうであったか。ヘロデ王は、キリストの出現に動揺し殺害しようとしたのです。エルサレム住民は巻き添いになることを恐れたのです。ユダヤ教の宗教指導者達は、旧約聖書の十分な知識があり、救い主キリストはベツレヘムに生まれること、そして真実な王であることを知りながら、救い主キリストを探そうとしませんでした。私達は、東方の博士達のように、真実な王キリストを見出す努力をしようではありませんか。
2.真実な王キリストを礼拝する喜び
東方の博士達は、真実な王キリストを探し求める確かな目的がありました。真実な王キリストを礼拝することでした。東方の博士達は、彼らを導いた星が、止まった時、『この上もなく大きな喜びを喜んだ』(10節)のです。彼らの心の王座に、真実な王キリストを迎え入れ、礼拝する喜びでした。その一方、ヘロデ王は、真実な王キリストを礼拝すると嘘をつきました。彼はエドム人であり、ユダヤの王になる資格のない者でした。彼は猜疑心が強く、自分の王座を守るために、真実な王キリストさえ殺そうとしたのです。私達も、ヘロデ王のように、自分の心の王座に、自分が座り続けるために、真実な王キリストを締め出します。しかし神様は罪人の私達を滅ぼさず、キリストの十字架の死と復活で私達の罪を赦してくださいました。キリストの十字架の死と復活を仰ぎ見て、真実な王キリストを心の王座に迎え、礼拝しようではありませんか。
3.真実な王キリストに献げる喜び
東方の博士達は、真実な王キリストを礼拝し、彼らの宝である黄金(王のしるし)、乳香(神様のしるし)、没薬(十字架の身代わりの死のしるし)を献げました。彼らは、占星術で使う彼らの宝を献げることで、占星術(悪霊の働き)からきっぱりと手を切ったのです。私達も、神様のみことばに謙遜に聞き従い、真実な王キリストに自分を献げようではありませんか。神様に用いられることを喜びましょう。この上もなく大きな喜びを喜ぼうではありませんか。
関連聖書箇所
◎民数記24章17節
17 私には彼が見える。しかし今のことではない。私は彼を見つめる。しかし近くのことではない。ヤコブから一つの星が進み出る。イスラエルから一本の杖が起こり、モアブのこめかみを、すべてのセツの子らの脳天を打ち砕く。
◎ミカ書5章2~6節
2 「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。」
3 それゆえ、彼らはそのままにしておかれる。産婦が子を産む時まで。そのとき、彼の兄弟のほかの者はイスラエルの子らのもとに帰る。
4 彼は立って、【主】の力と、彼の神、【主】の御名の威光によって群れを飼う。そして彼らは安らかに住まう。今や彼の威力が、地の果ての果てまで及ぶからだ。
5 平和は次のようにして来る。アッシリアが私たちの国に来て、私たちの宮殿を踏みにじるとき、私たちはこれに対抗して七人の牧者、八人の指導者を立てる。
6 彼らはアッシリアの地を剣で、ニムロデの地を抜き身の剣で飼いならす。アッシリアが私たちの国に来て、私たちの領土に踏み込んで来るとき、彼は、私たちをアッシリアから救い出す