お知らせ

2023年6月25日東村山キリスト教会主日礼拝 説教要旨

<終わりの時代の生き方 ルカの福音書12章38~45節>
主イエス・キリストの再臨を待ち望む終わりの時代は、時代の患難試練、人生の試練に、私たちは絶えず試みられ、苦しめられることを、聖書は私たちに教えています。イエス様は、『終わりの時代の生き方』として、終わりの時代に、忠実な賢い管理人として生きることを教えています。

1.主を待ち望む賢い生き方
聖書は、神の御子イエス・キリストが栄光の姿で、もう一度、この世界に来られる、イエス・キリストの再臨を教えています。イエス様は、イエス・キリストの再臨を待ち望む賢さを、三つの点から教えています。
①腰に帯を締めて備える賢さ 「腰に帯を締める」 (36節)は、イエス様の時代の仕事をする時の格好です。主が帰って来られたら、すぐに仕事に取りかかれるように備えて待ち構えている賢さです。
②信仰の明かりをともしている賢さ 聖霊の油を絶やすことなく、主イエス様への信仰を明るくともしながら、主を待ち望む賢さです。
③霊的な目を覚ましている賢さ 主の再臨の時がいつか興味半分に好奇心を持つのでなく、主がいつ再臨されても良いように、霊的な目を覚ましている賢さです。一週間を、主を待ち望む礼拝から始める賢い生き方、そして一日の生活を、ディボーションから始める賢い生き方をしようではありませんか。

2.主に仕える忠実な生き方
不忠実なしもべは、主人は当分の間帰って来ないと考え、自分が、任された家の主人であるかのように考え始めたのです。不忠実なしもべは、「男女の召使いたちを打ちたたく」(45節)というパワハラを行いました。権威に伴う権力を、自分の身勝手な思いで、好き勝手に用いる、不忠実に私たちはいつも注意しなければなりません。主人は、しもべに家の管理を任せ、家で仕えている召使いたちの管理も任せました。主イエス様は、私たちが主に仕える忠実さを、人を愛し仕えることで実践することを期待しています。主に仕える忠実なしもべとは、最も小さな者の一人に愛をもって仕えるしもべです。

3.賜物の管理人としての生き方
イエス様は、私たちが賜物の良き管理者であるために、『多く与えられた者はみな、多く求められる』 (48節)と教えました。神の御心が多く教えられた者は、神の御心を行うことが、より多く求められます。『多く任された者は、さらに多く要求される』(48節)。神様が豊かな賜物を委ねた者は、賜物を主のため人のために用いることが、より多く要求されるのです。noblesse oblige (ノーブレス オブリージュ、高貴な者は義務を負う)、真実なエリート教育の原点は、ルカ12章48節にあります。神の国で、私たちには、主イエス様が私たちに給仕してくださるという、感無量の祝福が待っています。神の国で、主イエス様が私たちに全幅の信頼を寄せてくださるのです。だからこそ、終わりの時代に、忠実な賢い管理人として生きようではありませんか。

関連聖書箇所
◎マタイの福音書25章1~4節
1 そこで、天の御国は、それぞれともしびを持って花婿を迎えに出る、十人の娘にたとえることができます。
2 そのうちの五人は愚かで、五人は賢かった。
3 愚かな娘たちは、ともしびは持っていたが、油を持って来ていなかった。
4 賢い娘たちは自分のともしびと一緒に、入れ物に油を入れて持っていた。

◎マタイの福音書25章35~40節
36 わたしが裸のときに服を着せ、病気をしたときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからです。』
37 すると、その正しい人たちは答えます。『主よ。いつ私たちはあなたが空腹なのを見て食べさせ、渇いているのを見て飲ませて差し上げたでしょうか。
38 いつ、旅人であるのを見て宿を貸し、裸なのを見て着せて差し上げたでしょうか。
39 いつ私たちは、あなたが病気をしたり牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』
40 すると、王は彼らに答えます。『まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。』

◎Ⅰペテロ書4章10~11節
10 それぞれが賜物を受けているのですから、神の様々な恵みの良い管理者として、その賜物を用いて互いに仕え合いなさい。
11 語るのであれば、神のことばにふさわしく語り、奉仕するのであれば、神が備えてくださる力によって、ふさわしく奉仕しなさい。すべてにおいて、イエス・キリストを通して神があがめられるためです。この方に栄光と力が世々限りなくありますように。アーメン。

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