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2023年11月26日東村山キリスト教会主日礼拝 説教要旨

<画期的な神の国の福音 ルカの福音書16章14~18節>
私たちの人生を本質から変え、私たちの社会を本質から変え、神の国(天国)とこの世界をつなぎ、この世界を神の国(天国)に変える『画期的な神の国の福音』が、私たちに宣べ伝えられています。神の国の福音が宣べ伝えられ、律法と預言者が成就したので、力ずくで神の国に押し入る。

1.福音が宣べ伝えられている
イエス様が宣べ伝える『神の国の福音』に、パリサイ人たちは心を閉ざし、イエス様をあざ笑ったのです。パリサイ人たちは、パリサイ人としての地位と律法を表面的に守ることで、神の国に入ることのできる聖なる者であると自己義認していたのです。その一方で金銭に貪欲でした。この世の富の豊かさこそが、神様から祝福されている証拠と考えていたからです。『神の国の福音』とは、神の御子イエス・キリストがこの世界に受肉し降誕したことで、神の国が地上で始まった良き知らせです。すでに始まり、いまだ完成せず、やがて完成する神の国の良き知らせです。イエス様は、私たちの外見的な見せかけの立派さ、豊かさ、地位の高さ、成功でなく、私たちの心をご存じです。神の御子イエス様に、神の国の福音に心を閉ざした、外見的な見せかけを、イエス様は忌み嫌われます。私たちを心の奥底から変える神の国の福音は、画期的です。

2.律法と預言者が成就した
律法は、私たちを義とする役割でなく、私たちに罪を示す役割を果たします。罪がある私たちには、死の滅びが定まっています。しかし旧約聖書の預言者が、私たちの罪を赦し、死の滅びから救うキリスト(救い主)がこの世界に来ることを預言していたのです。イエス様は『律法と預言者はヨハネまで』(16節)と教え、旧約聖書の律法と預言者が、イエス・キリストの十字架の死と復活によって成就したことを教えています。旧約聖書の律法は無用になり廃棄されたのでなく、神の御子イエス・キリストを信じる信仰で、私たちの内側にキリストが生きてくださり、聖霊の働きによってキリストに似た者に変えられることで、真実に律法を守り行う者とされるのです。旧約聖書の律法と預言者が成就した神の国の福音は、画期的です。

3.力ずくで神の国に押し入る
私たちが、宣べ伝えられている神の国の福音を真実に聞こうとし、旧約聖書の律法と預言者が神の国の福音として成就したことを真実に理解するならば、『だれもが力ずくで神の国に入ろうとする』(15節)はずだと、イエス様は教えています。父なる神様、子なるキリスト、聖霊なる神様の熱心な愛が、私たちを神の国に招いています。だからこそ、律法による「力ずく」、外的な立派さ、豊かさ、地位の高さ、成功の「力ずく」でなく、キリストの十字架の死と復活、「神の愛の力ずく」で、神の国に押し入ろうではありませんか。主の熱心な愛に倣い、熱心な愛で人々を画期的な神の国の福音に招こうではありませんか。

関連聖書箇所
◎ルカの福音書2章7節
7 男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。

◎創世記2章24節
24 それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。

◎マタイの福音書11章12節
12 バプテスマのヨハネの日から今に至るまで、天の御国は激しく攻められています。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。

◎イザヤ書9章7節
7 その主権は増し加わり、その平和は限りなく、ダビデの王座に就いて、その王国を治め、さばきと正義によってこれを堅く立て、これを支える。今よりとこしえまで。万軍の【主】の熱心がこれを成し遂げる。

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