お知らせ

2023年7月23日東村山キリスト教会主日礼拝 説教要旨

<神の国の働きをする ルカの福音書13章10~21節>
JECA西関東地区の一泊二日の聖会が、四年ぶりに全面再開となり、聖会の目的(本質)を見直す良い機会となりました。得てして、毎年行う年間行事は、マンネリ化することで、行事を「こなす」ことが目的なり、年間行事を行う目的(本質)を見失いがちです。目的(本質)を実現するための形式であるはずなのに、私たちはいつのまにか、形式主義に陥り、形式のもとにある目的(本質)を見失いやすいのです。イエス様は、形式のもとにある本質として、『神の国の働きをする』ことを、私たちに教えています。神の国の視点で、神の国の働きを見て、神の国の働きをする。

1.神の国の視点で見る
イエス様は、安息日に行われる、ユダヤ教の会堂礼拝に出席し、18年間腰が曲がって伸ばすことができない、サタンに束縛された女性を見出し、その病から女性を癒しました。会堂司は、イエス様と女性に憤ったのです。会堂司は、律法主義(形式主義)に陥り、神の国の働きが見えていなかったのです。イエス様は、会堂司に、安息日に女性が癒され、サタンの束縛から解放されたことから、安息日の本質を教えたのです。安息日の本質は、神様の素晴らしい創造の原点に立ち返り、神様の救いの喜びの原点に立ち返り、神の国の完成を目指す原点に立ち返ることです。私たちは安息日の本質に立ち返ることで、神の国の視点を回復することができるのです。

2.神の国の働きを見る
イエス様は、安息日に女性を癒したという神の国の働きは、神の国の完成に向かう大切な働きであることを教えています。『神の国』とは、神様が治め支配することです。「すでに」神の国の働きは、イエス・キリストが地上に来られ始まっています。しかし「いまだ」神の国は完成していません。致命傷を負ったサタンが最後の悪あがきをしても、「やがて」イエス・キリストの再臨で、サタンは滅び、神の国が完成します。イエス様は、地上で始まった神の国の働きが、神の国の完成に用いられることを『からし種』と『パン種(イースト菌)』のたとえで教えています。『からし種』のように、極小さな神の国の働きが、神の国の完成という壮大な働きに用いられるのです。『パン種』のように、極小さな神の国の働きが、この世界を神の国に変える大きな力となるのです。

3.神の国の働きをする
私たちは安息日礼拝(主日礼拝)に出席することで、この世の形式から解放され、形式のもとにある本質(目的)に立ち返り、神の国の視点を回復しようではありませんか。律法主義(形式主義)に陥ることに注意しようではありませんか。神の国の視点で、神の国の働きを見て、神の国の働きをしようではありませんか。神の国の小さな働きが、神の国の完成という壮大な働きに用いられ、この世界を神の国に変える大きな力となることに期待しましょう。

関連聖書箇所
◎出エジプト記20章8、11節
8 安息日を覚えて、これを聖なるものとせよ。・・・・・
11 それは【主】が六日間で、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造り、七日目に休んだからである。それゆえ、【主】は安息日を祝福し、これを聖なるものとした。

◎申命記5章12、15節
12 安息日を守って、これを聖なるものとせよ。あなたの神、【主】が命じたとおりに。・・・・・
15 あなたは自分がエジプトの地で奴隷であったこと、そして、あなたの神、【主】が力強い御手と伸ばされた御腕をもって、あなたをそこから導き出したことを覚えていなければならない。それゆえ、あなたの神、【主】は安息日を守るよう、あなたに命じたのである。

◎ヘブル書4章9~11節
9 したがって、安息日の休みは、神の民のためにまだ残されています。
10 神の安息に入る人は、神がご自分のわざを休まれたように、自分のわざを休むのです。
11 ですから、だれも、あの不従順の悪い例に倣って落伍しないように、この安息に入るように努めようではありませんか。

◎ルカの福音書11章20節
20 しかし、わたしが神の指によって悪霊どもを追い出しているのなら、もう神の国はあなたがたのところに来ているのです。

◎伝道者の書12章1節
1 あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。・・・・・

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