<人々がみことばを聞くために テモテへの手紙第二4章9~22節>
防災グッツとして欠かせないのが、「ラジオ」です。停電した時も、電話回線の電波障害が起こっている時でも、身の回りの状況を知るための情報や危険から身を守るための情報を、ラジオを通して私達は聞くことができます。使徒パウロが終始変わらず、殉教の死を遂げる時まで願い続けたのは、『全ての国の人々がみことばを聞く』(17節)ことでした。人々がみことばを聞くために、みことばを宣べ伝え、その場の最善を尽くす。主が私とともに立つ。
1.みことばを宣べ伝える
17節にある『みことば』とは『福音の使信』(別訳)であり、イエス・キリストの十字架の死と復活を信じる信仰によって、私達の罪が赦され、死の滅びから救われることです。使徒パウロは、『宣べ伝える人がいなければ、どのようにして聞くのでしょうか』(ローマ書10章14節)と教えているように、「人々がみことばを聞くために」、「みことばを宣べ伝える」ことが必要不可欠です。そして「みことばを宣べ伝える」ことについて、『真理のみことばをまっすぐに説き明かす』(Ⅱテモテ書2章15節)こと、そして『みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい』(Ⅱテモテ書4章2節)と教えています。殉教の死を前にしたローマでの裁判の場で、使徒パウロの願いであった『全ての国の人々がみことばを聞く』ことが実現したのです。人々がみことばを聞くために、時が良くても悪くても、与えられた機会を十分に活かして、みことばを宣べ伝えましょう。
2.その場の最善を尽くす
使徒パウロは、ローマでの殉教の死を前にして、テモテがローマに来ることを切望しています(9、21節)。使徒パウロが切望した三つの理由が、考えられます。①信仰の友からの信仰の励ましを必要とした。使徒パウロであっても、殉教の死を前に孤独や一抹の不安を覚えることがあったのです。②生活に必要な物が満たされることを願った(13節)。人々がみことばを聞くために生活に必要なものを揃える必要があった。③みことばを宣べ伝える同労者を必要とした。最初のローマでの裁判の場で、使徒パウロを弁護してくれるローマ人は一人もいませんでした(16節)。使徒パウロは、テモテとマルコがローマの裁判で共に立ち、みことばを宣べ伝えることを期待したのです。人々がみことばを聞くために、その場での最善を尽くしましょう。
3.主が私とともに立つ
使徒パウロは、殉教の死を前にしたローマでの裁判の場で、『主が私とともに立つ』ことで、三つの助けを与えられました。①『主が私に力を与え』(17節)、余すことなくみことばを宣べ伝えた。②悪魔の罠から救われた。③天にある御国に入る確信を得た。人々がみことばを聞くために、主が私とともに立ってくださるのです。主が味方なら、誰が私達に敵対できるでしょうか。
関連聖書箇所
◎Ⅱテモテ書1章10節
10 今、私たちの救い主キリスト・イエスの現れによって明らかにされました。キリストは死を滅ぼし、福音によっていのちと不滅を明らかに示されたのです。
◎ローマ書10章14節
14 しかし、信じたことのない方を、どのようにして呼び求めるのでしょうか。聞いたことのない方を、どのようにして信じるのでしょうか。宣べ伝える人がいなければ、どのようにして聞くのでしょうか。
◎Ⅱテモテ書2章15節
15 あなたは務めにふさわしいと認められる人として、すなわち、真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神に献げるように最善を尽くしなさい。
◎Ⅱテモテ書4章2節
2 みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。忍耐の限りを尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。
◎ローマ書8章31節
・・・・・神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。
◎マルコの福音書13章10、11節
10 まず福音が、すべての民族に宣べ伝えられなければなりません。
11 人々があなたがたを捕らえて引き渡すとき、何を話そうかと、前もって心配するのはやめなさい。ただ、そのときあなたがたに与えられることを話しなさい。話すのはあなたがたではなく、聖霊です。