<神の国の豊かな交わりを証する 使徒の働き2章37~47節>
私達がコロナ禍で経験したことを振り返るならば、人と人の関係(絆)が私達には必要不可欠であることが、身に沁みて良く分かりました。私達は孤立して孤独に生きて行くことはできません。教会は、分断した世界の中で、「神の国の豊かな交わりを証する」存在です。神の国の豊かな交わりを証するために、主との豊かな交わり、人との豊かな交わり、神の国の豊かな交わりを求める。
1.主との豊かな交わりを求める
聖霊降臨の日、使徒ペテロは聖霊の力を受けて、伝道説教をしました。会衆は『心を刺され』(37節)、『どうしたらよいか』(37節)、主との豊かな交わりを求めたのです。使徒ペテロは、「罪が赦される」(38節)ために、「罪を悔い改める」こと、「イエス・キリストの十字架の死と復活を信じ受け入れる」こと、「イエス・キリストの御名でバプテスマを受ける」ことを伝えました。罪が赦され、聖霊を受けることで、私達は主との豊かな交わりを求め、主との豊かな交わりに生きる生活を始めることができるのです。ヤコブがヤボクの渡しで神様と格闘して、ももの関節が外れるという激痛の中で、主との豊かな交わりを求めました。神様は、ヤコブ(人を押しのける者)でなく、「イスラエル」(神様が戦う)と呼びました。砕かれた悔いた心で、主との豊かな交わりを求める者に先立って、神様が戦ってくださるのです。神様との分断を当然とする不信仰な世界の中で、私達は主との豊かな交わりを求め証しましょう。
2.人との豊かな交わりを求める
聖霊降臨によって教会が始まりました。42節から、始まったばかりの教会が、二千年後の今の教会と同じ、四つのことをしていたことが分かります。
①聖書のみことばを守る。②交わりをする(食事での交わり、46節)。③聖餐式をする。パンとぶどう液で、キリストの十字架の贖いの死と、キリストの尊い血による新しい契約を覚えます。聖餐式を通して、キリストの臨在、罪の赦し、主にある教会の一致、天国の希望を覚えます。④とりなしの祈りをする。
神様は、教会の人間関係に、同質な者でなく異質な者を招きます。教会の人間関係は、スッキリしません。スッキリしない人間関係に、人との豊かな交わりという神様からの祝福があります。私達は、人間的なつながりでなく、聖餐式を通して、主にあって一つとされていることをいつも覚えなければなりません。異質な者同士が作り出す、人との豊かな交わりを求め証しましょう。
3.神の国の豊かな交わりを求める
始まったばかりの教会は、神の国の豊かな交わりを地上で証しようとしました。それぞれに与えられた財産や賜物(才能)について、神様から委ねられた財産や賜物と理解しました。そして主の忠実な管理者として、「教会の交わり」のために、互いに仕え合い、愛し合うために用いたのです。私利私欲で分断する世界にあって、私達も神の国の豊かな交わりを求め証しましょう。
関連聖書箇所
◎Ⅰテモテ書1章15節
「キリスト・イエスは罪人を救うために世に来られた」・・・・・
◎Ⅰペテロ書4章10節
10 それぞれが賜物を受けているのですから、神の様々な恵みの良い管理者として、その賜物を用いて互いに仕え合いなさい。