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2024年2月4日東村山キリスト教会主日礼拝 説教要旨

<永遠のいのちを受け継ぐために、その2 ルカの福音書18章28~34節>
金持ちの指導者が、イエス様に「何をしたら、永遠のいのちを受け継ぐことができますか」と質問しました。イエス様は「捨てる」ことを教えました。しかしイエス様は「断捨離」することで、「ミニマリスト」になることで、「永遠のいのちを受け継ぐ」とは教えていません。自分のために捨てず、神の国のために捨て、永遠のいのちを受ける。

1.自分のために捨てない
金持ちの指導者とイエス様との対話の一部始終を聞いていた、イエス様の弟子のペテロは、『私たちは自分のものを捨て、あなたに従って来ました』(28節)と豪語したのです。そしてペテロはイエス様に『それで、私たちは何をいただるでしょうか』(マタイ19:27)と聞いているのです。ペテロは「見返りを期待して捨てた」「自分のために捨てた」と言っているのです。しかし「自己中心な自分を捨てる」ことはできなかったのです。ペテロは厳し現実が突き付けられました。イエス様の予告の通りに、ペテロは、イエス様が逮捕された時、イエス様を裏切ったのです。ペテロは、自分のためにならないと思った時、イエス様(神様)を捨てたのです。私たちは、「自分のものを全て捨てて、イエス様に従います」と、もしそのように言えたとしても、自己中心な自分を捨てることができず、自分のためにイエス様(神様)を捨てる罪を犯します。自分のためにイエス様(神様)を捨てる罪を悔い改めようではありませんか。

2.神の国のために捨てる
イエス様はペテロに、「自分のために捨てる」のでなく、「神の国のために捨てる」ことを教えています。「神の国のために捨てる」とは、「神の国」 (神様の御支配)を、私たちにとって最も親しい家族関係よりも最優先することです。私たちは、「自分のためにイエス様(神様)を捨てよう」とします。しかしイエス様は、「神の国のために自分を捨てる」ことを教えています。『人にできないことが、神にはできるのです』(27節)。イエス・キリストは、自分のためにイエス様(神様)を捨てる私たちの罪の身代わりとなって十字架で贖いの死と遂げ、三日目に死から復活して下さったのです。自己中心な自分を捨てることができず、自分のためにイエス様(神様)を捨てる罪を悔い改め、日々イエス・キリストの十字架の贖いの死と復活を仰ぎ見て、神の国のために自分を捨てる者に変えて頂こうではありませんか。

3.永遠のいのちを受ける
捨てた見返りを求める自己中心なペテロの質問に、イエス様は、ペテロの思いを超えた神様からの祝福を教えています。イエス様は、神の国のために自分を捨て、神の国(神様の御支配)を最優先することで、神様の御支配が家族関係に広まり深まる祝福の豊かさを教えています。永遠のいのちを受け継ぐ祝福の豊かさを、この世で知り、来るべき世で教えて頂こうではありませんか。

関連聖書箇所
◎ルカの福音書5章8~11節
8 これを見たシモン・ペテロは、イエスの足もとにひれ伏して言った。「主よ、私から離れてください。私は罪深い人間ですから。」
9 彼も、一緒にいた者たちもみな、自分たちが捕った魚のことで驚いたのであった。
10 シモンの仲間の、ゼベダイの子ヤコブやヨハネも同じであった。イエスはシモンに言われた。「恐れることはない。今から後、あなたは人間を捕るようになるのです。」
11 彼らは舟を陸に着けると、すべてを捨ててイエスに従った。

◎マタイの福音書19章27節
27 そのとき、ペテロはイエスに言った。「ご覧ください。私たちはすべてを捨てて、あなたに従って来ました。それで、私たちは何をいただけるでしょうか。」

◎ルカの福音書22章31~34節
31 シモン、シモン。見なさい。サタンがあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って、聞き届けられました。
32 しかし、わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました。ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」
33 シモンはイエスに言った。「主よ。あなたとご一緒なら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」
34 しかし、イエスは言われた。「ペテロ、あなたに言っておきます。今日、鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知らないと言います。」

◎マタイの福音書19章29節
29 また、わたしの名のために、家、兄弟、姉妹、父、母、子ども、畑を捨てた者はみな、その百倍を受け、また永遠のいのちを受け継ぎます。

◎マルコの福音書10章29節
29 イエスは言われた。「まことに、あなたがたに言います。わたしのために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子ども、畑を捨てた者は、

◎ルカの福音書9章23節
23 イエスは皆に言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。

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