宣教メッセージ

2025月25日東村山キリスト教会主日礼拝 説教要旨

<働きをあくまでも続ける テモテへの手紙第一4章11~16節>
地球温暖化、天変地異、物価高騰、急速な技術革新、社会が急速に大きく変わり、私達の生活も変わったとしても、神様は、『働きをあくまでも続けなさい』と教えています。働きをあくまでも続ける。聖書を伝え説き明かし、聖書によって養われる。そうすれば、自分と人々が救われる。
1.聖書を伝え説き明かす
テモテが牧師をしていたエペソ教会は、ユダヤ教律法主義とギリシャ哲学から影響を受けたグノーシス主義という二つの異端の教えから試みられ、テモテは悪戦苦闘していました。パウロは、異端の教えに悪戦苦闘しているテモテに、『働きをあくまでも続けなさい』(16節)、あくまで聖書を伝え説き明かすことを繰り返し教えたのです(6、11、13節)。パウロはテモテに、「聖書を伝え説き明かす」ことに『専念するように』(13節)と教える時、『聖霊の賜物を軽んじてはいけません』(14節)と教えています。テモテが牧師としての召命を受けた「按手礼」を思い起こし、神様からの召命に従うことを教えたのです。しかし、「聖書を伝え説き明かす」ことは、牧師の専売特許ではありません。キリストを信じる者だれしもに、聖霊の賜物が与えられ、聖書を伝え説き明かすことが期待されているのです。聖書を伝え説き明かすことは、神様が願う神様の働きに、私達が用いられることなのです。社会が急激に変わる困難な時代であっても、私達に与えられている聖霊の賜物を軽んじることなく、聖書を伝え説き明かそうではありませんか。その良き働きをあくまでも続けましょう。
2.聖書によって養われる
聖書を伝え説き明かす時に、パウロはテモテに、『自分自身にも、教えることにも、よく気をつけなさい』(16節)と教えています。自分自身にもよく気をつけることで、聖書のみことばから自分自身が学び養われることの重要性を教えています。パウロはさらにテモテに、『ひたすら励みなさい』(15節、ギリシャ語の直訳:『これらの中にいなさい』)と教えています。聖書によって養われるために、聖書のみことばの中にどっぷりと浸ることを教えたのです。聖書のみことばにどっぷりと浸り養われることで、『あなたの進歩は全ての人に明らかになる』(15節)のです。キリストの恵みの見本となることができるのです。主日礼拝において、日々のディボーションにおいて、聖書によって養われる、その良き働きをあくまでも続けましょう。
3.自分と人々が救われる
自分が救われるとは、神様から私達に与えられた使命を成し遂げ、自分に与えられた救いを完成することです。人々が救われるとは、私達の教えを聞いた人々が救われるのです。私達は終わりの時代の患難試練に絶えず試みられています。そうであっても、この良き働きをあくまでも続けようではありませんか。そうすれば、自分と人々が救われるのです。
関連聖書箇所
◎マタイの福音書25章21節
21 主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』

◎使徒の働き20章24節
24 けれども、私が自分の走るべき道のりを走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を全うできるなら、自分のいのちは少しも惜しいとは思いません。

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