宣教メッセージ

2025年10月5日東村山キリスト教会主日礼拝 説教要旨

<みことばをしっかり守る テトスへの手紙1章5~9節>
今までにない速度で、社会が急速に変わる激動の時代にあって、またそれぞれが試みられる人生の試練にあって、私達は「バックボーン」(考え方の背骨、生き方の背骨)が欲しいと願っているのではないでしょうか。私達には、この世界で一番素晴らしい「バックボーン」(背骨)が与えられています。「聖書のみことばをしっかり守る」ことです。みことばで自分を治め、家庭を治める祝福を知る者が、みことばで教会を治める祝福を知ることができる。
1.みことばで自分を治める
クレタ島の牧師であったテトスに託された大きな働きは、クレタ島の諸教会に長老(=監督)を任命することでした。「長老、監督」の働きは、今の教会の「牧師、役員」の働きと考えることができます。牧師、役員は、『神の家を管理する者』(7節)のことです。使徒パウロは、『神の家』(教会)に仕え治めるために、『みことばをしっかり守る』(9節)ことを教えています。牧師、役員にふさわしい資格は、『みことばをしっかり守り』、みことばで自分を治め、家庭を治める祝福を現実に知っていることです。7、8節にある項目を、表面的、形式的に守ることではありません。みことばに聞き従うことで、聖霊が内住し、御霊の実が人格に豊かな実を結ぶ祝福を知っていることです。『自制心』(8節)、聖霊の働きによって自分を治めることができる。『敬虔』(8節)、信仰に生きている。そして、7節にあるように、自分の弱さやこの世の誘惑をわきまえている。みことばで自分を治めることで、御霊の実が人格に豊かに実を結ぶ祝福を願いましょう。その人こそが神の家の管理者にふさわしいのです。
2.みことばで家庭を治める
牧師、役員が神の家を管理する者としてふさわしい資格は、みことばをしっかり守ることで、みことばで家庭(結婚関係、親子関係)を治める祝福を現実に知っていることです。夫婦が謙遜にみことばに聞き従って、主に従うように、妻が夫に、夫が妻に従う。キリストに愛されたように、夫が妻を愛し、妻が夫を愛する。ならば、二人は一体とされる奥義の祝福を知ることができます。主にあって夫婦が一体とされる奥義の祝福を現実に知る者こそが、神の家を管理する者にふさわしいのです。みことばによって親子関係にも、御霊の実が豊かに実を結ぶ祝福を知る者こそが、神の家を管理する者にふさわしいのです。
3.みことばで教会を治める
聖書のみことばは、『信頼するべきみことば』(9節)、真理のみことばです。『みことばをしっかり守る』ことが私達の「バックボーン」であることで、かえって私達は悩み苦しむこともあります。しかし、真理のみことばを変えるのでなく、みことばで自分が変わり、家庭が変わり、教会が変わることに、神様からの豊かな祝福があるのです。そのことを知る者こそが、神の家を管理する者にふさわしいのです。
関連聖書箇所
◎ガラテヤ書5章22、23節
22 しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、
23 柔和、自制です。このようなものに反対する律法はありません。

◎創世記2章24節
24 それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。

◎エペソ書5章21節
24 それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。

◎エペソ書5章22節
22 妻たちよ。主に従うように、自分の夫に従いなさい。

◎エペソ書5章25節
25 夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自分を献げられたように、あなたがたも妻を愛しなさい。

◎エペソ書5章31~33節
31 「それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。」
32 この奥義は偉大です。私は、キリストと教会を指して言っているのです。
33 それはそれとして、 あなたがたもそれぞれ、自分の妻を自分と同じように愛しなさい。 妻もまた、自分の夫を敬いなさい。

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