宣教メッセージ

2025年6月8日ペンテコステ記念礼拝 説教要旨

<終わりの時代の聖霊の祝福 使徒の働き2章14~33節>
「百聞は一見にしかず」と言いますが、百聞くことよりも一見することの重要性を教えています。同じことが、「聖霊なる神様」について言えます。私達は、イエス・キリストを信じる信仰によって、聖霊について百聞いたことが真実であると納得できるようになります。
終わりの時代に、聖霊が私達を救いに、預言に、いのちの道に導く。
1.聖霊が私達を救いに導く
ペンテコステ(聖霊降臨)の日に、使徒ペテロは、「聖霊がこの世に注がれた」ことについて説教をしました。旧約聖書ヨエル書2章28~32節の預言が成就したことを伝えたのです。「終わりの時代」(17節)は、イエス・キリストがこの世に来られ、十字架で死に、死から復活することで、この世で始まりました。「終わりの時代」の終わりとは、『主の大いなる輝かしい日が来る』時、イエス・キリストが栄光の姿で再臨され、今の天地は過ぎ去り、新天新地が完成する時です。「終わりの時代」は、時代の患難試練に絶えず私達が試みられ苦しむ厳しい時代です。科学技術にも、この世の富にも、この世の哲学思想にも、政治体制にも、どこにも救いを見出すことができません。しかし、「終わりの時代」に注がれた聖霊が、私達を救いに導きます。聖霊の導きに従って、『主の御名を呼び求める者はみな救われる』(21節)のです。聖霊の導きに従って、イエス・キリストを、砕かれた悔いた心で信じ受け入れようではありませんか。
2.聖霊が私達を預言に導く
現代社会は、インターネット、SNSの発達によって、情報の信憑性を問うことなく、偽情報であっても、人の好みに合う情報が、世界中に拡散する時代となりました。また人への悪口(誹謗中傷)が、拡散する時代となりました。「終わりの時代」は、嘘偽りが蔓延る時代です。私達が使うことばが信用できない時代です。しかし、終わりの時代、聖霊は私達を預言(誤りのない、神のみことば)に導きます。聖霊は、イエス・キリストを信じる全ての者に注がれます。そして聖霊は、信じる全ての者を預言に導きます。『預言』とは、「神のみことばを預かる」ことです。使徒ペテロは、ペンテコステの日に、聖霊の導きによって預言し、救いのみことばとして、イエス・キリストの十字架の死と、死からの復活を人々に伝えたのです。終わりの時代、聖霊の導きに従って、預言(救いのみことば)を信じようではありませんか。伝えようではありませんか。
3.聖霊が私達をいのちの道に導く
「終わりの時代」、時代の患難試練に私達は絶えず試みられ、生きる方向性を見出せず苦しみます。しかし聖霊は私達を天国に向かう『いのちの道』(28節)に導きます。聖霊が、その時その時に、『これが道だ。これに歩め』(イザヤ書30:21)と教えてくださるのです。終わりの時代に、聖霊が私達を喜びに満たすのです。
関連聖書箇所
◎エレミヤ書31章34節
34 彼らはもはや、それぞれ隣人に、あるいはそれぞれ兄弟に、『【主】を知れ』と言って教えることはない。彼らがみな、身分の低い者から高い者まで、わたしを知るようになるからだ──【主】のことば──。わたしが彼らの不義を赦し、もはや彼らの罪を思い起こさないからだ。」

◎ヨハネの福音書14章6節
6 イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。

◎イザヤ書30章20、21節
20 たとえ主があなたがたに苦しみのパンと虐げの水を与えても、あなたを教える方はもう隠れることはなく、あなたの目はあなたを教える方を見続ける。
21 あなたが右に行くにも左に行くにも、うしろから「これが道だ。これに歩め」と言うことばを、あなたの耳は聞く。

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