<聖書は全て神の霊感によるその① テモテへの手紙第二3章1~17節>
「テモテへの手紙第二」は、使徒パウロがローマでの殉教の死を自覚して、書き送った遺言書です。使徒パウロは、言い残しておかなければならない信仰の本質をこの手紙で伝えています。本日の聖書箇所では、『聖書は全て神の霊感による』(16節)と教えています。終わりの時代は困難な時代であるが、聖書は全て神の霊感によるので、学び確信した信仰に留まる。
1.終わりの時代は困難な時代
キリストの再臨を待ち望む終わりの時代は、困難な時代です。終わりの時代の特徴は、第一に「愛の方向性が間違った時代」です。人々は、神様よりも自分だけを愛する傾向、神様よりもこの世の富を愛する傾向、神様よりもこの世の快楽を愛する傾向を一層強めます。終わりの時代の特徴は、第二に「真理に逆らう時代」です。ポピュリズム(大衆迎合主義、大衆扇動主義)を煽り立てるために、SNSなどが活用されています。偽情報(デマ)、誹謗中傷、差別用語が拡散することで、一時的に権力を手に入れても、それはまさに真理に逆らっています。「愛の方向性を間違い」「真理に逆らう」者達は、一貫性がないことから不信を招き、化けの皮が剥がれます。キリスト者は、そのような罪を悔い改め、イエス・キリストに従い、真実な愛に生き、真理に向かう歩みを始めた者達です。終わりの時代のこの世とは、真逆な生き方をすることで、迫害や苦難が絶えず続きます。しかしそれが永遠に価値ある生き方なのです。
2.聖書は全て神の霊感による
終わりの時代は困難な時代ですが、私達の信仰に確信を与えている『聖書は全て神の霊感による』(17節)です。『神の霊感による』とは、『神の息吹による』(聖霊の息吹による)と翻訳することができます。聖書は、決して人間の意志(創作意欲)によって書かれたものではありません。聖霊に動かされた人達が、神様からみことばを受け書き記したものです。神様は、聖書の著者達の時代や人格を良く知った上で、彼らに聖書のみことばを与えてくださったのです。聖書(66巻)の各巻の著者は、合計40人程います。しかし聖書の真実な著者は神様お一人であり、聖書には一貫性があるのです。『聖書は全て神の霊感による』と覚える時、私達は歴史的にも科学的にも「聖書は誤りのない神のみことば」と認めなければなりません。自分に都合の良い解釈をせず、神様に謙遜に求め従った解釈をしなければなりません。そうするならば、聖霊の息吹である聖書のみことばによって、私達の信仰は導かれ、養われるのです。
3.学び確信した信仰に留まる
使徒パウロはテモテに、使徒パウロの生き様(いきざま)を通して、聖書のみことばに真実に生きる生き様を教えたのです。終わりの時代は困難な時代です。しかし聖書は全て神の霊感によるのです。だからこそ聖書から学び確信した信仰に留まり、永遠に価値ある人生を生きようではありませんか。
関連聖書箇所
◎Ⅱペテロ書1章20、21節
20 ただし、聖書のどんな預言も勝手に解釈するものではないことを、まず心得ておきなさい。
21 預言は、決して人間の意志によってもたらされたものではなく、聖霊に動かされた人たちが神から受けて語ったものです。
◎Ⅱコリント書12章9~10節
9 しかし主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と言われました。ですから私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。
10 ですから私は、キリストのゆえに、弱さ、侮辱、苦悩、迫害、困難を喜んでいます。というのは、私が弱いときにこそ、私は強いからです。
◎ピリピ書1章20、21節
20 私の願いは、どんな場合にも恥じることなく、今もいつものように大胆に語り、生きるにしても死ぬにしても、私の身によってキリストがあがめられることです。
21 私にとって生きることはキリスト、死ぬことは益です。